四剣

四剣(しけん)鈴合わせとも言います。白衣、袴に四方を表す青、赤、白、黒(紫)の三つだすき姿で刀と鈴を持って舞います。長い舞いですが、最終段階での「組み太刀」の段は大きな見せ場で、四人の持つ刀で作った輪を「飛び」「潜る」といった技が披露されます。

綱貫

綱貫(つなぬき)藁蛇(託綱)が舞殿に現れます。純白の衣裳を付けた神職の中に、神懸りの役を担う託太夫が加わり、その中で揉まれます。ワラ蛇は舞殿の元山、端山を激しく回ります。舞が終わると、藁蛇は天蓋に吊り上げられます。

貴船

貴船(きふね)男の不義に怒った女が、貴船大明神に願をかけて鬼女に化け、呪いの人形を手にして激しい情念を舞います。能の「鉄輪(かなわ)」をもとにした演目です。昔から丑の刻に舞われてきた、珍しい舞でもあります。

恵比寿

恵比寿(えびす) 蛭子(ひるこ)明神に参拝した神主の前に、恵比寿さまが現われて、鈴合わせの舞になります。最後に恵比寿さまが鯛釣りをする「舞」へと進みます。